【講座レポ】スキルアップ上級講座「変化を妨げる要因とコーチングの本質」

先日は、PLCAスクール上級会員の皆さまにご参加いただける「スキルアップ上級講座」をオンライン開催いたしました。


「スキルアップ上級講座」は、PLCAコーチングスクールの基礎クラス・上級クラスで学んでいただいた内容を復習・深掘りして、さらなる学びと気づきを得ていただく機会です。

コーチングを実践して浮かび上がってきた課題や疑問も、相談・質問することですっきり解消し、また明日から新たな気持ちと自信をもって、コーチング実践と日々の生活に向かうことができるようになるための時間として、無料開催しています。

講座のもようを一部ご紹介します。


講師:上村あかり(PLCA代表理事)

ウェビナー
- コーチングを受けても変われない理由、変われない人とは?


・「変わりたくない本心」に気づくコーチング

・クライアントが変わらないとき、コーチは何をすべきか?

・変化を拒む心に届く、コーチのあり方を考える

・その言葉、本心ですか? クライアントの本音に気づく力

・変わらない人を責めずに関わる技術

・「変わりたい」と言う人が本当に望んでいること

▲ディスカッションからスタート
▲「変わらせたい」コーチングにありがちな現象

 そもそも、なぜ変われないのか?

  • なぜ、思考が変わらないのか
  • 「変化」を阻むメンタルメカニズム
  • 言葉に頼りすぎると、“本心”を見落とす
  • 変化を拒む背景にあるもの

本当の変化に必要なこと

変化を支える3つのアプローチ

「コーチのジレンマ」とは?
  • そのジレンマと向き合うコツ
  • 寄り添いとリードのバランス

 

ご参加の方からは、コーチングに対する自身の考えについてや、
「変わらせる」ことを強調するコーチングに違和感を感じていたことのエピソードなどが共有されました。

ウェビナー後は感想や気づきを話しながら、今後していきたいこと、あらためて考えたことを伝え合いました。

▲「変わる」にもさまざまなレイヤーがある

講座ハイライト

* コーチとクライアントの関係性において、目的の再確認や関わり方の確認を定期的に行うことの重要性

* 日常生活での経験を通じて、伝える力を磨くには

* クライアントの自己決定を尊重しつつ、適切なバランスで関わる方法


*それぞれの人が「違う役割」として、違った個性をもって、この世界に存在していることの意味

受講のお声

感想があふれすぎて、しぼれなかったし、メモも追いつかないぐらい私の頭の中に散らばっているんですけど、私が冒頭に伝えた疑問の答えについて、そのひとつを見つけた気がしました。
私の冒頭にした質問の答えが、今日のセミナーの中に色々散らばってるので、またあとで自分でまとめられたらいいなって思います。

今日のセミナーにあったような「伝え方」を磨くチャンスは、やっぱり日常にたくさんあるから、私はとくに使えるなって思いました。

 

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 

また、当日ご参加が叶わなかった方も、アーカイブ動画をご視聴いただけます。
PLCAスクール上級会員の皆さまに限り、会員ページにて1ヶ月間、講座の録画動画を何度でもご覧いただけます。ぜひご活用ください。
 

#代表コラム01 誰かがどんなに「いい」と言っていても、心が苦しくなることはやってはいけない。【OK・NGの見極め方】

心が苦しくなることはやってはいけない。

※絶対にダメというわけではなくて、”やらなくていい”・”やらないほうがいいこともある”ということです。
 



「この方法がいいから、やってみたら」

「こうアファメーションするのがいいよ」

「こう考えてみるのがいいよ」



誰かにそう言われても、

それが自分に合っていないのなら、

その方法を採用する必要はまったくない。




それをやることで、

自分が苦しくなるのなら、

それは自分には必要のないやり方ということ。




誰かにとっては良いこと・合っていることも、


自分にとっては、

今のタイミングにとっては、

合わないこと・良いわけではないこともある。





大切なのは、


自分にとって良いこと、

自分にとって楽で合っていること


採用すること。


(こと、心のことにおいては。)





もちろん、ときには

自分や人生を変えるために



目の前の現実と

向き合わなければいけなかったり、



苦しかった過去と

向き合わなければいけないこともある。





けれどそれは、


苦しさ よりも < そうしたい


< 向き合いたい

< 変わりたい



の気持ちが大きいからこそ、


するべきことであって。




そういう「want」の気持ちが

大きいからこそ、


できることでもあって。






だからこそ、まず向き合う前の、

前段階の、マインドのセットアップが

必要でもある。


(それを、パーソナルライフコーチングではします。)


「これだけ、絶対」な正解はない。



人によって、時期によって、状況によっても、違うもの。




誰かの言っていることや提唱していることを

取り入れようとして、

自分にもあてはめようとして、


苦しくなるのなら、



いったん立ち止まって見直したほうがいい。


いったん俯瞰してみてもいい。





コーチングでも、


「このことに向き合ってみてくださいね」

「心の奥のこの部分に向き合って、
今回の期間は過ごしてみてください」


とコーチから伝えられてセッションが終わり、

その後1人で過ごす中で


苦しくなるのなら、



それはまだ1人で向き合う力がないということ。


もしくは、向き合い方がズレているということ。



(2週間後にまたコーチングの時間がもてるなら
すぐにフィードバックや修正をすることができるから
いいけれど、

期間を空けてしまう場合や
継続的なコーチングではない場合は、
そのサポートができない。)




苦しいのに「無理やり」やろうとして

さらに自分を苦しめるのなら、


それはやめたほうがいいこと。



1人ではやらずに、

ちゃんとサポートを受けながら

少しずつ向き合ったほうがいい
こと。





ブログや本を読んで、

YouTubeを見たりして、

自己流で何かをしようとするときも同じ。
 

OK・NGの見極め方は




それが、楽しかったり、

心が喜ぶ感覚があったり、

うまくいっている感じがする
なら、


まずはそのまま進んでみてOK。




だけど、そうでないのなら、


むしろ窮屈に感じて身動きがとれなくなったり、

できない自分に苦しくなったり、

出口が見えずモヤモヤが増す
のなら、


いったんストップの合図。




いつでも、何より大事なのは、


「自分はどうか」を優先すること。


自分の状態に目を向けるということ。


 

自分にカスタマイズできないのなら、

むしろ使わないほうがいい、ということは多い。





方法を軸にしたり、

正しさを優先したりするのではなく、



ちゃんと自分を軸に、

自分ありきで、取り組もう。




それが結果的に、

無理なく「自分を変える方法」になります。


 


 上村あかり

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